JAL(日本航空)と ANA(ANAホールディングス)の株価を重ねて見ると、 同じ航空業界でも「危機時の落ち込み方」と「回復のしかた」がはっきり違う場面があります。 需要(旅客・出張)に業績が連動しやすいため、景気後退や外部ショックでは 2 社とも大きく売られやすい一方で、 その後の戻り方は局面ごとに差が出ます。
2000年代は IT バブル崩壊や燃油高などの影響で不安定な時期が続き、 その後のリーマンショックでは航空需要の減速が株価に強く表れました。 さらに 2010 年前後は JAL の経営再建(上場廃止を含む)といった要因が重なり、 比較チャート上でも JAL 側の“断絶”として見える期間が生まれます。
2010年代後半は訪日需要の拡大や景況感の持ち直しもあり、 2 社とも水準を切り上げやすい局面がありました。 ただし、好調期でも燃油・為替・運賃環境の変化に対する感応度は同じではなく、 線の離れ方(強弱)がヒントになります。
そして 2020 年のコロナ禍では、需要蒸発によって 2 社とも急落しました。 その後の回復局面では、旅客の戻り方に加えて貨物・コスト構造・財務体質の違いが意識されやすく、 比較チャートを通して「戻りのスピードと上値の重さ」を見比べることができます。 下の個別カードでは、それぞれの銘柄のストーリーをもう少し詳しく追っていきます。
JAL・ANAの株価を同じスケールで重ね、危機局面での落ち込みと回復の差をひと目で比較できます。
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