任天堂 長期株価チャート
2001 年から 2025 年までの株価推移を 1 枚のチャートにまとめ、ゲーム機サイクルの転換点や 世界的ショックがあった年に★マークとコメントを付けています。
AI分析(このチャートから読み取れること)
チャートで見えるポイント:
- ハードサイクルに合わせて「急騰 → 調整 → 次の急騰」を繰り返す構造がはっきりしている。
- Wii 期・Switch 期のような大ヒットフェーズでは、数年単位で高値水準が一段切り上がっている。
- Wii U 期など、成長が止まった局面では長い低迷レンジが続きやすく、我慢が必要だったことが分かる。
チャート前半では、ゲームキューブ時代の競争激化や、次世代機待ちの期間が影響し、株価は大きく伸び切れない局面が続きます。 そこからニンテンドーDS・Wii のヒット期に入ると、株価水準が一気に切り上がる様子がチャートでも明確に確認できます。
その後、リーマンショックを挟みつつも Wii/DS の好調が下支えとなり、急落後も一定水準を維持。 しかし Wii U 期に入ると、ハードの伸び悩みや収益悪化懸念から株価は長期の調整局面に入り、 高値からの戻りが鈍い時期が続いたことが見て取れます。
2017 年以降は Nintendo Switch の成功によりトレンドが一変し、チャート上でも明確な上昇トレンドが再構築されます。 特に 2020 年のコロナ禍では、『あつ森』をはじめとするタイトルの大ヒットと巣ごもり需要が重なり、 短期間で株価が大きく跳ね上がる局面となりました。
その後は Switch 後期の成熟と、次世代機への期待・失望が織り込まれつつ、高値圏で上下動を繰り返しています。 チャート全体を通して、任天堂株は「ヒットサイクルに強く依存するが、当たったときの上昇余地が大きい」銘柄であることが分かります。
他のエンタメ・コンテンツ関連銘柄の動きも合わせて確認したい場合は、 ソニーの株価ストーリー も参考になります。